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ネタバレ要注意☆金色の砂漠 政略結婚、国際結婚、婿養子は大変だと思った。テオドロス様(柚香光様)について

2016/11/19

 

今回もネタバレ要注意の内容です。

このブログの内容はもちろん私の勝手な解釈ですし、

せっかくのオリジナル作品。

観劇前の方は自分の目で舞台を観ていろいろ考えたり、想像するほうが、絶対楽しいと思いますので、ご注意くださいませ。

金色の砂漠の登場人物の中で私が一番素敵だと思うのはたそさん(天真みちる様)演じたゴラーズ様

みりお様(明日海りお様)は不義の子を妊娠させる役柄が多いのでついつい勘違いしましたが、
最終場面に登場する赤ちゃんは時系列に則って考えるにタルハーミネとテオドロスの子である。

ということを今まで、書いてきましたが、

金色の砂漠で、一番不思議に思ったことそれは・・・盗賊になったギィ※が復讐のためイスファン国を襲撃した際に

(※本名は違う。実は王妃アムダリヤの実子でジャーの兄でもあり、元は先王の血をひく王子だが国が侵略され命を助けるかわりに奴隷に落とされた。)

テオドロスは

なぜあんなにあっさりと降伏してしまうのか・・・?

※祖国ガリアに撤収するのは良いが、イスファン国を取り戻す意思が本当にあるのかわからない・・・

妻のタルハーミネに対する愛はないのか・・・?

(これは、タルハーミネもテオドロスを愛しているようにみえないので同じかもしれない)

タルハーミネとの間の子供(赤ちゃん)にも興味はないのか・・・?
(タルハーミネ自身も子供を置き去りにして、金色の砂漠に旅立ったので母性や父性が欠落しているのもある意味似たもの同士の夫婦かもしれない)

テオドロスの人物像が一番つかめない。

ということです。

柚香光 花乃まりあ

公演パンフレットの柚香光様のインタビューを読むと、

テオドロスはガリア国の第一王子ではないようなので、

おそらく隣国でもっとも強大なイスファン国の王女を娶ることが自分祖国の国益のためだと冷静に判断したのだろうなということが見て取れます。

実際、イスファン国の

第一王女タルハーミネの夫のテオドロス(ガリア国出身の王子)

第二王女ビルマーヤの夫ゴラーズ(バハネール国の公子)

第三王女シャラデハの夫ソナイル(オべロイ国の公子) が

ジャー襲撃の際に全員集合していることから、3人とも婿養子となっていることがわかり、イスファン国がいかに大国かということも伺いしれます。

テオドロス以外の二人の肩書は公子であり王子ではありません。公子とは王族の親類の貴族の子息であるという意味だそうなので、第2王子以降ではありますが、3人のなかで最も肩書が上?のテオドロスが第一王女タルハーミネの夫となるのは出来レースというか必然だったと思われます。

バハネール国とオべロイ国だったら、おそらくバハネール国のほうが国力が上でゴラーズとソナイルだったら年齢もゴラーズが上なのだとなんとなく推察されるので、ビルマーヤとシャラデハの夫も父王が最初から決めてあったのでしょう。

実際、タルハーミネも結婚を決めるのは父で拒否権は私にはないから、プロポーズの言葉にこたえる必要性を感じないという趣旨のことを最初のほうの場面で言っていたので、

求婚者は3人いるが、王女には選択権はなくそれぞれ一択だったのでしょう・・・

せめて、3人の中から一番、自分に合う人が選べるならまだいいかもしれないけれど、いくら超イケメンとはいえその後の長い人生を考えると最初から一択に絞られてるのは正直きついだろうなと思います。
政略結婚だから仕方ないだろうけど・・・

※個人的にロミオ&ジュリエットのジュリエットの結婚相手も両親が決めたパリス伯爵一択ではなく、5人くらいの中から一番いい人を選ぶ権利がジュリエット自身にあったら、あそこまで親に反発心を抱かなかっただろうなと思います。そして結局そのなかから、町一番の大金持ちで男ぶりも最高だし、上品だし、優しいし、なんでも買ってくれそうだから☆彡とかいう理由で結局、パリス伯爵を納得して選びそうと思ってしまうのは私のこころが汚れているからでしょうか?打算的になってしまったからでしょうか・・・?

最初から自分に選択権がないことも、タルハーミネがギィを実は愛していたからという理由のほかにタルハーミネとテオドロスの夫婦間に愛が育たなかった原因のひとつではないかと思います。

でも、最初から政略結婚目的のみで、テオドロスはタルハーミネを愛していなかった・・・!

といいきれるかというとそれは微妙なところだなと思います。

テオドロスとタルハーミネの婚約が決まったあと、ギィが決死の覚悟で迫った結果、

タルハーミネとギィは関係を持つことになってしまい、

奴隷と契りをかわしてしまったから王女の誇りはなくなった。私は奴隷の妻になる!

という趣旨のタルハーミネの言葉を二人に恨みを持つ元教師で現在奴隷のナルギスにきかれ密告されたことにより、

激怒した、父王ジャハンギールにタルハーミネは殺害されそうになります。

そこで、テオドロスがタルハーミネの助命を願い、奴隷に無理やりけがされたのだから王女に罪はない

王女タルハーミネから奴隷ギィの死罪を命じてくだされば、私は納得し問題視しない。

悪いのはギィだと、タルハーミネをかばった結果、二人は晴れて?夫婦となりました。

この場面で注目すべきことは、ジャハンギールがタルハーミネに対して激怒したポイントが、

婚約中の王女が奴隷と関係を持ったことではなく、

私は奴隷の妻になる!!と発言し王族の誇りを捨て去ったことだという点です。

金色の砂漠はおそらく古代の中東地域を舞台にしていると思われますが、現在のイスラム圏の国といえば、不貞に関して男性より女性に対して一方的にきびしいことが多く、本人の意思でなく関係をもたされた場合も女性が家族により名誉殺人の名目で殺害されることもあるときくので、

古代の中東を舞台にしているわりに、父王もリベラルな考え方だなと思いました。
これは、そもそも宝塚だからともいえますが、彼自身が先王を殺しその妻で2児の母でもあったアムダリヤを妻にしていて、愛に生きた人だからともいえるかもしれません。
もちろん、自分の娘はかわいいが、婚約者のテオドロスに申しわけがたたないと思っての行動だと思いますが・・・

それに対する、

無理やりけがされたのだから王女は無罪。というテオドロスの考え方もすごく近代的だなと思います。

テオドロスはひときわ肌が白く、髪色も明るく、その名前から架空の古代ローマとかギリシアあたりの国の人なので、進捗的な考え方や論理は、それも関係していると思われますが、それにしても古代社会でこんな考えかたができるのが、彼の先進性賢さをあらわしているなと思います。

現代の日本でも、恋人の過去に嫉妬する人はたくさんいるだろうし、(むしろ過去にまったく嫉妬しない人が稀だと思うけど)自分の意志でなかったとしても、もしこういうことになったら彼女に罪がなくても、結婚の話はご破算になる場合もあるだろうし・・・

と書きながらも、きっとゴラーズとビルマーヤ、ジャーの関係と同様に

テオドロスも、タルハーミネとギィが互いに特別の感情を持っているであろうことを前から勘付いていただろうなと私は思います。

夫となる予定のテオドロスなので、彼自身の口から王女は無理やり奴隷にけがされたのだ。そうに決まっている。彼を死罪にしてください。といって、タルハーミネを守るという方法もあったと思うのです。

ここでタルハーミネにギィの死罪を叫ぶよう訴えたのも、ギィに対する嫉妬心(テオドロスはイスファン国の王族には異性の奴隷がずっとついているという風習に対しておかしい、結婚したらギィをつかえさせるのをやめて欲しいと訴えていた。)婚約者をけがされた恨み(ギィが愛するタルハーミネから死罪を申し渡すのが一番の復讐になるとわかっているはず。)そして、タルハーミネに対する猜疑心彼女を試したいという気持ちがあったからだと思うので、そういうところも知恵が回る人だと思いました。

私はこの部分から、この時点ではテオドロスはタルハーミネが殺されたら、イスファン国第一王女の夫の座を失い何もなくなってしまうという打算も当然あったと思うけど、タルハーミネの本心を知りたいという気持ちが伝わってくるので、愛もあったのだと認識しています。

その後、7年ほど過ぎても心をとざしたままのタルハーミネに対して、彼の愛情も薄れたことが、

もともと武闘派ではなく知性派の彼なのでジャハンギール・ゴラーズが殺害され城も占拠されてしまったし、闘っても勝ち目はないし・・・
妻子を置いてあっさりと祖国ガリア国に退却。※一応戻って作戦会議の予定?

という結果につながったのだろうなと推察します。

妻のタルハーミネに対してはもう愛情も未練もないだろうし、

子供は政治の道具に過ぎない。

子供もおそらく、女の子だから?という理由で執着心がない
※きっと女の赤ちゃんだろうなという印象を受けましたが注意力散漫なので違ったらごめんなさい。

赤ちゃんが母親なしでガリア国までの長旅に生きて耐えれると思えない。

頭のいいテオドロスなので、

もしくは、ギィを生かしておいたことで、ジャハンギールがギィに倒されたので、ギィは赤ちゃんを殺すかもしれないしテオドロスが赤ちゃんに執着するとなおさら赤ちゃんの命があぶないかもしれないので、もしかしたら、少しでも生きられる可能性にかけてあえて知らないふりをしたのかも?

等の理由が、私に考えられる限りです・・・

※結局、父テオドロスも母タルハーミネもギィも消えてしまい、赤ちゃんは寡婦となったビルマーヤが引き取り育てることとなりました。 実は本来の王族の血をひいていたとわかったジャーも奴隷としてお供します。

こうして自分なりの考えをまとめてみると、なにをかんがえているか登場人物のなかで一番わからないと思っていたが・・・

超イケメンのテオドロス様、美貌は超人的だけど、ある意味?一番人間らしいかも・・・

むしろ、愛のない政略結婚、文化の違う国の王女との国際結婚で婿養子という立場の大変さを思い、少し同情心も生まれたかもしれません。

やはり、私はゴラーズ様が素敵だと思います。むしろ、ゴラーズ様一択!

※なかなかこんな天使みたいな内面の人はいないと思う・・・一番宝塚的な人物かもしれないな・・・



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