宝いぬ-宝塚大好き家族がつづる公演レビューブログ

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私立探偵ケイレブ・ハントの感想★ちぎみゆだいもん

2016/10/13

 

10月7日(金)雪組さんの初日を観てきたので、ようやくですがその感想です。

ゆうみブレイクにて以前、恋愛ものというより男の友情がメインテーマという趣旨のことを

ちぎさん(早霧せいな様)がおっしゃってみえましたが、

仕事に命をかけた友情物であると同時、もちろん恋愛物でもあるし、個人的にいろいろ考えさせられる正塚先生らしい渋さ・苦味があるお芝居だなと思いました。

まず、ちぎさんみゆちゃんだいもんさんの演じられるお役についての私なりの感想です。

ケイレブ・ハント役/早霧せいな様

シンプルな革素材のスーツがとっても似合っていました。
ちぎさんは、男役さんの中ではおおきいほうではないかもしれませんが、
お顔がとても小さいのでスラリと長身にみえ(実際そうなんですが・・・)やっぱり華やかでかっこいいですよ。
ほかの男役さんと並ぶとやや小柄かなという印象ですが、やっぱりひときわ華やかで存在感がある。
男役さんは身長がある方が有利かもしれませんが、漢気を出すのは身長だけではありませんね。
ちぎさんは、どちらかと言えば歌よりお芝居やダンスが得意という評価をされてみえるのかなと思いますが、歌っているときのお顔にとても感情がこもっていて、素敵だな思っています。声もかわいくてときめきます。(トップスターさんにかわいいという表現はもしかしたら失礼かもしれませんが・・・)
ルパン・剣心なども抜群のビジュアルがあったからこそ成立した演目だと思いますが、正統派の美形を際立たせるにはやっぱりシンプルなお衣装が一番なんだなと思いました。
ちぎさんはみかけはとっても繊細で、だからこそニジンスキーみたいな役が似合ってしまうのですが、内面はすごく漢らしく熱い男役さん。それに加えて、みゆちゃんのちぎさんが大好きで慕っている感じがものすごく伝わってくる幸せな空気がちぎみゆの人気につながっているんだろうなと思います。

image7-25

ちぎさん演じるケイレブ・ハントの最大の魅力はやっぱり命がけで仕事に取り組んでいるところ。
事件の渦中のアデルと彼女の父母もなくなり、報酬なんて期待できませんが、巨悪に立ち向かう姿勢に大変しびれます。
実際自分の恋人や旦那さんには仕事に誇りを持っていて欲しいと思いますが、絶対、仕事なんかで命を削らないでほしいし、命を狙われるようなことから手を引いてと切望しますが、(そんな機会実際ほとんどないかもしれませんが・・・)
フィクションの世界で、危ないから、この仕事から手をひいてと懇願して、うん、わかったとあっさり仕事から手を引く主人公がいたら興ざめだと思いますし、宝塚の男役さんにお芝居のなかではやっぱり漢気を求めたいです。
この漢気こそ正塚ワールドの真骨頂なのかな?とファン歴は浅いですが思った次第です。
実際、フィクションの中では、あれくらいの漢気が備わっていないと才能も野心も満々なイヴォンヌにパリへの旅たちを断念させるのは難しいと思います。

イヴォンヌ役/咲妃みゆ様

みゆちゃんの魅力はたくさんありますが、ひとつはNHKで放送されるような海外ドラマの吹き替えものの声優さんのオファーがいつきても大丈夫な正統派の美声、かつその声に感情を自由自在に載せることがひときわ上手なことだと思います。
今回は仕事に生きがいと誇りを持っている有能なスタイリスト役ということで、いつになく大人っぽく現代的な雰囲気がするお役にぴったりの声の出し方を注力されているなと思いました。
お芝居のお衣装は赤と黒でまとめられていて、スタイリストですがワードローブには赤と黒しかないのかな?という感じです。まだまだ若手スタイリストさんなので、ブランドイメージ確立とお顔を取引先に覚えてもらうため、あえての赤と黒しばりなのかな?と思いつつも、お衣装とっても似合っていました。かわいいみゆちゃんの新しい魅力に気がつけるお役かなと思います。

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イヴォンヌについては、えっ!こんなにかっこいいケイレブがいるのにパリにいっちゃうの?とひとまずはびっくりし、最終場面ではやはりケイレブの顔をみたら離れたくなくなるよね~大いに納得しました。
しかし、この結末は甘いようでいて現実的で苦い結末だなと思いました。作中で登場するコーヒーみたいなお話しだなって。
女性が仕事と家庭を両立するの実際難しいし、とても大変なことだと思います。
才能あふれる人ほど、相手も同じような優れた人だから、折り合いをつけるのが難しいという側面もあるだろうし、男の人みたいに家事を丸投げできるわけではないので・・・
イヴォンヌのスタイリストという仕事は才能と運と営業力によるところが大きいと思うので、たとえパリにいかなくても大成できる日はくるかもしれないけど・・・と思わず考えてしまいました。
※宝塚はそんなことを考えてみてはいけないものだと思うし、ケイレブとイヴォンヌの仲は事件によって更に深まっただけで結婚が決まったわけでもないのですよ・・・ただ、私の考え方が自分で思っていたより保守的でネガティブなだけか~("^ω^)

ジム・クリード役/望海風斗様

2番手のだいもんですが、今回のジム役はわりとひかえめな印象です。常識人で人の好い、ケイレブの良き親友ビジネスパートナー。こういう人実際にいるかも~と思うようなリアリティのあるお役です。
だいもんは歌がとっても上手なジェンヌさんですが、お顔の表情筋の使いかたも素晴らしいなと思います。
タカラジェンヌさんの舞台メイクはたとえ、2階席の後方席での観劇だったとしても、登場人物がどんな気持ちでいるのか伝わるように濃いのだと思いますが、なかでも、だいもんのお顔での演技は特にすごいと思います。
もうご存知だと思いますが、これから雪組さんを観劇される方は歌っていないとき、ご自身が会話していないときのだいもんの表情に特に注目してほしいなと思います。
だいもんと言えば悪役が魅力的というイメージがありますが、主人公の親友的なポジションは悪役と比べても存在感を出しにくい辛抱役的な側面もあると思います。
でも、豊かな表情のおかげで善人を演じてもやっぱりだいもんは濃いなという印象です。
まさに、顔は濃いのに心は白百合by小池修一郎先生

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ジムについて思うことは、あんなかわいい恋人がいるのに・・・もっと自分を大切にしないとダメ!!
とケイレブ同様のことなのですが、当然ですが、やはりここで事件を追うのをやめてしまったら、物語的にはダメですよ。
やはり宝塚の世界の男役さんは漢を極めていてほしいですね。
それにしても幸運な人だと思います、ジムって・・・
3発も撃たれて、全部かすり傷ですんで(車いすに一時的になりますしたが)ピンピンしているさすがです。
主人公たちはこれくらいの不死身感がないとシリアスになり過ぎて、安心できないから、やはりこれくらいでちょうどいいなと思います。

思ったよりもかなり長くなってしまったので今日はこのあたりで('◇')ゞ



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